1月 初講法要

 新年を迎え、平和で幸せな一年になるよう祈願するとともに、お念仏に始まりお念仏に終わる生活を送ることを決意する大切な法要です。さらに、宗祖法然上人のご命日が1月25日であることから、法然上人の御忌法要も併修して、報恩感謝を捧げます。

3月 彼岸会

 毎年春と秋に行われる法要です。当山では、極楽浄土が西方にあることから、太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日に行っております。
 この期間に先祖のお墓参りをし、本堂にてお説法を聞いていただいて、亡きご先祖の諸精霊を供養するとともに、往生浄土を願い、ともにお念仏をお唱えする法会です。
お彼岸には、お墓参りだけではなく、ぜひともご参拝ください。

8月 盂蘭盆・施餓鬼会

 本来は、仏や僧に供養を施し、功徳や利益を得るための行事でした。
 昔、目連尊者が神通力を働かせると、亡き母が餓鬼道に堕ちていることが判明しました。目連がその母を救うための方法を釈尊に尋ねると、7月15日の自恣(修行を終えての反省会)の時に多くの僧に百味飲食(ひゃくみおんじき)を具えると、その功徳で母は救われると述べたといいます。
日本ではこのことから7月や8月の特定の期間に精霊棚などを設置して、百味飲食の供養を行う行事を盂蘭盆と呼ぶようになりました。
 当山では、年中行事の中で1番大きな法要で多くの檀信徒が参拝されます。一霊ずつ塔婆回向をして、亡きご先祖の供養をいたします。

11月 お十夜

 お十夜ともいう。『無量寿経』の「ここにおいて善を修すること、十日十夜すれば、他方諸仏の国土において、善を為すこと千歳するに勝れたり」とあり、これに基づいて行われます。
 当山では、1日だけではありますが、ご先祖の供養とともに、お念仏を唱えながら百万遍大念珠繰りを行います。お念仏が中心となる法要ですから、浄土宗にとっては、お彼岸よりも大切な法要です。

12月 大晦日・除夜の鐘

毎年の大晦日には、参詣いただいた皆様に鐘をついていただいております。